2022年4月9日

Stillpoints:Ultra SS V2 対 Ultra II ~古い録音を聴いてみた~

古い録音のクラシックで Ultra SS V2Ultra II を比較試聴してみましょう(個人的にはこの比較試聴がいちばん大事だったりする)。

聴くのはピアノ三重奏曲の第1楽章
まず Bronte SACD オリジナルの脚4点で設置。

チェロが神経質ですねえ・・子音成分がとても汚い(^^;)。これは聴きたくない笑。

ツライのでさっさと次に移りましょう笑。

Ultra SS V2 3点で支持するとピアノが奥方向に移動。さっきはピアノとチェロの音像が位置的に被ってたことが、被らずちゃんと分離しているこの音を聴くと判ります。そして耳障りだったチェロは歪んで強調されていた子音成分から歪成分が取り除かれたんでしょう、勿論子音が母音にはなったりはしませんが笑 耳障りではなくなる。これはいい。おじさんこのままずっと聴いていたい。

では次。Ultra II だとどうなる?

・・ああ、これは凄いですね。。ピアノ、チェロ、ヴァイオリンの音像が立体感を増している。しかも、なんて言うんだろ、Visual で譬えるなら画素数が増えているんです。音色とテクスチャを構成する情報が激増したことが、それらの密度感の高まりとして表現されているんですよ。

そもそもこのCD、元はモノラルのアナログ録音で、一般的な現代ハイファイシステムを特に調整せずポン置きで聴くとただ解像度が低過ぎるだけのつまらない再生になっちゃうんですけど笑、ちゃんと調整すると、前後方向の音場空間とこの時代の録音特有の音像の彫りの深さ、そして音色の諧調を表現できるんですよ。そういう調整に Ultra II は極めて有効ですね。。

結論。聴くんじゃなかった(^^;)。・・とりあえずブライトーンさんに販売価格訊いてみるか。。S田でした。