NODE 2i 用に LANケーブルを買いました。
DH Labs の Re Union/2.0m(長さ特注で税込販売価格 42,900円)。
絶対性能で考えれば ヨルマの ETHERNET REFERENCE、ノードストの VALHALLA 2 ETHERNET 等が勿論候補に挙がりますが NODE 2i が7万円台なので価格バランス的にありえない笑。
しかし SOtM のLANケーブル を 全機種試聴した経験(空気録音付きの動画につきクリックする際は音量に御注意ください)からしてLANケーブルのストリーミングの音質に対する影響力は極めて大きいことを痛感している者としては価格の制限があっても可能な限り高いクオリティのLANケーブルでないと買いたくない。
というわけで「NODE 2i より安いが音は良い」LANケーブルは無いものかとずっと探していたのですが、価格・導体・絶縁・シールド・プラグの5点に特に注目して探しまくった結果ダントツに優れていたのが今回買った 米DH Labs:ReUnion でした。
CAT8 で探すと例えば NORDOST だとこの価格帯はこんな感じで、ReUnion より高い BlUE HEAVEN はプラグが樹脂製で絶縁は高密度ポリマー。上位機の HEIMDALL はプラグが良いけど絶縁がやはり高密度ポリマー。
WIREWORLD だと ReUnion より高い Starlight 8 が導体は銀メッキの高純度銅、絶縁が同社独自の Composilex 3、プラグと導体構造はトップエンドの Platinum Starlight 8 と共通で「これいいな」と思ったんだけどよく見ると導体が 23 AWG。
その点、ReUnion は導体が銀メッキの高純度銅、絶縁がテフロン、プラグが米国製と明記してある金属製のしっかりしたもの。そして導体径が圧巻の 22 AWG。22 AWG というと、AIM電子のフラッグシップ NA7 と同じ。NA7 は 2.0m だと税別定価が 105,000円。価格的に検討対象に入る NA5 だと 24 AWG。
今回調べまくって改めて思ったけど・・やっぱ DH は安い。以上のように内容的に見て安いし、特注の 2.0m にしても追加価格が良心的という意味でも安い。メーカーによっては延長するとかなり高くなるモデルもありますからね(^^;)。
で、届いて早速繋いだ時のReUnionの第一印象は「電源ケーブルを換えたみたい」というものでした笑。低域から中域高域まで全ての帯域にわたってとにかくエネルギッシュ!!
以来ずっと馴染ませてきましたがエネルギッシュなのはやはり変わらず。だからキャロル・キングの地声なヴォーカルが肉声感を増すし、
TOKiMONSTA はやたら静かになった背景にしっかりした音像の電子音が立体的に乱舞。サンワサプライのときは背景が相当ざわついてましたし、電子音もかぼそかった。
エベーヌはヴァイオリンの腰高感が消えヴィオラの存在感が増しチェロの胴鳴りが聴き手の身体を共振させんばかり。ライブ特有の空気感にもゾクゾクする。
アントニーニのハイドンがまた素晴らしい。鮮度感がやばい。
かなり昔にCDを買ったこのアルバムは元々間接音成分が少ないんだけど、ヴァイオリンの素朴な箱鳴りがReUnionでも損なわれないどころか密度感を増す。しかし帯域バランスは変わらない。ハイファイ的な演出はしていないLANケーブルと言える。これはデカい。
1曲だけ聴くつもりが、ガベッタの朗々と歌い上げるチェロが素晴らしくてそのままアルバムを最後まで聴いてしまった。
ストリーミングは演奏家を開拓しまくれるのでやめられないわけですが、
TIDAL で見つけた The Dufay Collective なんかもこれからいい音で聴けますねえ。たまらん。S田でした。